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遠隔ICU支援センター
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このたび札幌医科大学附属病院では,集中治療医学講座を運用母体として、2026年1月13日より「遠隔ICU支援センター」の運用を開始いたしました。センター長の数馬 聡でございます。
我が国では集中治療専門医,専門看護師の絶対数が不足しており、とりわけ北海道のように医療圏が広大で医療資源の地域偏在が大きい地域では、すべての病院に専門医を配置することは困難です。その結果、重症患者さんが必ずしも十分な集中治療を受けられない状況が生じることがあります。
遠隔ICU支援センターは、こうした課題を解決するため、フィリップス社製eICUシステムを導入し、当センターの集中治療専門医,専門看護師が連携医療機関のICUをリアルタイムでモニタリング・支援する体制を構築いたしました。同システムは迅速かつ大規模なデータ解析を可能とする、人工知能を有した日本でも有数の遠隔ICUシステムです。バイタルサインや検査データ、画像情報などを遠隔で共有し、必要に応じて治療方針についての助言や早期介入の提案を行うことで、現場の医療スタッフを24時間体制でサポートいたします。


現在、連携医療機関として北見赤十字病院,製鉄記念室蘭病院の2病院と連携し、専門医・専門看護師が常駐していない施設においても標準化された質の高い集中治療を提供することを目指しております。今後、連携施設の拡大も視野に入れております。
当センターは、個々の患者さんの救命率向上にとどまらず、地域医療機関同士が知見を共有し学び合う仕組みを通じて、北海道全体の集中治療の質を底上げし、持続可能な医療体制を築くとともに、若手医師や看護師の教育・人材育成の場としての機能も担ってまいります。

 

私たちは、テクノロジーの力を借りながらも「患者さんに寄り添う姿勢」を忘れず、地域の医療機関の皆様と手を携え、北海道の集中治療体制の充実に貢献してまいります。今後とも、遠隔ICU支援センターの取り組みにご理解とご協力を賜りますようお願い申し上げます。

札幌医科大学附属病院遠隔ICU支援センター長
教授 / 数馬 聡
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